自分の考えや方法に執着してしまうのはなぜか

地方で起業やキャリアを考える人のマインドセット
この記事は約4分で読めます。

前回は「遠回りを近道に変える「迂直の計」」と題して、経営者には、長期と短期、全体と部分、プラスとマイナス、迂と直を見極める目が必要であるというお話をさせていただきました。

今回は「集中」と「執着」の違いについて解説をしていきますが似たような感覚に「信念」と「頑固」の違いに似ているなと考えています。

言葉というものはこれまでの人生で影響を受けてきた感覚に一般論を合わせて自分の中で、その単語のイメージを作り上げますが、私の中では「頑固」は人の意見を受け入れず、自分の考えのみでいく人のことを指しますし、「信念」は人の意見を積極的に取り入れて自分なりに咀嚼して研ぎ澄まさせた結果に生まれた考えのことだと思っています。

あなたはこれまで仕事をしていく中で、自分なりの考えや方法を確立してきたことでしょう。これがモチベーションの源泉にもなってきははずですが、それは同時に頑固で自分の間違いを認めない人間にしてしまいます。

その理由は、人間という生き物はおしなべて感情を投資したものに対して執着する傾向にあるからです。

もっといい選択肢があるとわかっている場合であっても、今、自分が取り組んでいることに執着してしまいます。より良い解決策があろうとなかろうと、感情をたっぷり投資したものを失うことは耐え難いことなのです。

しかし、執着するあまり、むしろ時間や労力、コントロールを失うという結果に陥ってしまいます。

たとえば、仕事で使う販売管理システムをAccessやあるいはFilemakerを使って自分でデータベースを利用して設計したとしましょう。

それは機能的には申し分ないのですが、操作がかなり複雑になってしまいタスク完了にも少し時間が掛るものだし動作も不安定です。

そこに同等の機能を持ちながら、フリーでかつ操作に時間が全くかからないWEBアプリが登場したとしましょう。

これはあなたにとって朗報なはずです。

ところが、あなたはあくまで自分がプログラミングあるいは設計した販売管理システムに執着してしまうのです。

それはなぜなら、そのデータベースを構築するのに多くの時間や苦労を投資したからです。

きっとあなたは、販売管理システムを設計するのに使った時間よりも多くの時間を、毎日の複雑な操作や不安定な挙動を制御するために浪費してしまうことでしょう。

そして、結果あなたはこう自分に言い聞かせるのです。

自社にはこの販売管理システムが適合しているのだ。そして苦楽を共にした、この販売管理システムを愛しているのだと。

こうしてあなたは、決してベストだとはいいきれないものへの執着する自分を正当化してしまうのです。

こうした頑固さはどうしても持ってしまうもので、完全に払拭することは困難です。

そんな時は自分自身に問いかけてみましょう。

いま自分がやっている方法は最善の方法だろうか?

わたしが、今やっている方法に感情を投資したがために、他のよりよい選択肢を無視してはいないだろうか?冷静になって周囲の状況を見渡して最適な方法を選ぶチャンスを見逃してはいないか、また、自分が無用な正当化を行なっていないかに注意を払いましょう。

もちろん、今あなたが選択したやり方が最適だったという場合もあります。

しかし、状況が決して完ぺきでないのであれば、他の選択肢にも目を向けてみるべきです。

関連書籍のご案内

人生を変える余裕に満ちた心の整え方」シリーズ「地方で起業やキャリアを考える人のマインドセット」を電子書籍化しました。電子書籍用の加筆は一部していますが、このブログをお読みいただくだけでも十分です。

Amazon プライムにご加入されてましたら無料でダウンロードできますので、オフラインでも読めますのでオススメです。

タイトルとURLをコピーしました